家禽の 家禽コレラ /ひな白痢/家禽チフス|法定伝染病について

法定伝染病と届出伝染病から掲載していきます。

そもそも、法定伝染病ってなんやねんっていう話なので、それは追記します。

今回は鳥同士の感染症で人には影響がないとされている病気のまとめです。

鶏(家禽)の法定伝染病(家禽コレラ/ひな白痢/家禽チフス)と届出伝染病の分類

家禽の法定伝染病(細菌性)

鶏の細菌性感染症で家禽コレラ、ひな白痢、家禽チフスが法定伝染病として考えられています。

家禽コレラ

病原体はPasteurella multocidaです。パスツレラ属の菌ですね。

急性の敗血症により全身でひどい炎症、発熱、組織への血流にゅう不足により臓器障害、血圧低下も起きてしまいます。急死してしまう重症の疾患です。

診断するためには剖検になってしまいますが肝臓や脾臓、肺などで点状の出血やポツポツとした出血班ができます。

そのほかにも血液塗抹やスタンプ標本で両端が染まった小さめの桿菌を発見できます。

ひな白痢

病原体はSalmonella Pullorumです。サルモネラが原因です。

ひなでは白色の下痢が見られ、この病気も家禽コレラと同様に急性の敗血症で死んでしまいます。

この疾患の問題点は中雛以外は発症せずに保菌する鳥になってしますことです。

診断するためには剖検で、肝臓の腫大、灰色のチフス結節を確認すること。全血急速凝集反応が認められます。

予防は保菌している鳥を淘汰することです。

家禽チフス

ひな白痢と非常に似ていますが、Salmonella Gallinarumによって発症します。

症状はひな白痢と同様で、こちらも保菌している鳥を淘汰しなければ予防になりません。

診断は剖検によるチフス結節の確認になります。

家禽サルモネラ属による鶏の感染症はひな白痢と家禽チフスが法定伝染病に指定されていて、サルモネラ症は届出伝染病に指定されています。

家禽の届出伝染病(細菌性)

鶏の細菌性の感染症で届出伝染病にはマイコプラズマ感染症、サルモネラ症があります。

マイコプラズマ感染症

病原体はMycoplasma gallisepticumMycoplasma synoviaeが原因になります。

症状が見られないもしくは見られたとしても軽いものが多いです。場合によっては慢性のくしゃみや鼻水、関節の炎症が見られます。

診断方法は血清平板凝集反応、試験管内凝集反応、菌を分離することが考えられます。

予防が大事になってきます。

種鶏へのワクチン、菌をオールイン・オールアウトや持ち込むことの注意喚起、温度や換気を行い免疫を下げないこと、見つけ次第淘汰して行くこと

サルモネラ症

病原体はSalmonella EnteritidisSalmonella Typhimuriumになります。

症状はひな白痢と同じで、大人の鶏では保菌したたまごを産みます。そのため卵を介する感染(介卵感染)が起こります。

予防は衛生環境を強化するとともに、不活化のワクチンがあるため、それを使用することが重要です。

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