鶏(家禽)の 細菌 が関係する病気について

鶏の伝染病で届出伝染病や法定伝染病には指定されてはいませんが、重要な 細菌 性の疾患があります。それについてまとめていきます。

鶏(家禽)の 細菌 が関係する病気

鶏(家禽)の疾病で 細菌 が絡むものには浮腫が特徴の伝染性コリーザ、大腸菌症、ブドウ球菌症、壊死性腸炎、ボツリヌス症、カンピロバクター症が考えられます。

対策としては不活化ワクチンがあるものは使用し、ないものは鶏舎を綺麗に保ち、免疫を下げないことが重要です。

伝染性コリーザ

病原体はAvibacterium paragallinarumになります。

症状は非常に早く進行していきます。特に顔の浮腫や鼻汁などの呼吸器症状が見られます。

診断方法は浮腫を起こしている場所や鼻水から菌の培養ですね。

衛星現象が認められます。

予防は不活化ワクチンとされています。オールインオールアウトも効果的です。

大腸菌症

病原菌はもちろん大腸菌で(Eschrichia coli)です。

症状は全身に菌が回ってしまうことで敗血症での死亡が見られます。

診断は病変部のDHL培地による培養、心臓周囲の繊維素性の産出物です。

種鷄への不活化ワクチンが効果的ですね。

ブドウ球菌症

病原菌はStaphylococcus aureusです。

浮腫性の皮膚炎や骨髄炎、関節の炎症、敗血症などが見られます。

診断方法は病変部や血液を直接顕微鏡でみる必要があります。もしくは分離培養の実施です。

予防は鶏舎の消毒などを行い、かからないようにすること、トリの免疫が落ちないように努める必要があります。

壊死性腸炎

病原体はClostridium perfringens です。ウェルシュ菌とも言われている菌になります。

症状は暗赤色の便や急死になります。便の色が黒い場合には疑うと良いですね。

診断は毒素検査や培養になります。

予防は淘汰になります。発症している鶏をできるだけ増やさないことが重要です。また、石灰による消毒も効果的です。

ボツリヌス症

病原体は壊死性腸炎と同じClostridium属のbotulinumになります。

症状は神経的な症状で麻痺や下痢になります。

診断は毒素検査で、治療は淘汰になります。徹底的な消毒が良いですね。まずは発症させないことです。

カンピロバクター(キャンピロバクター)感染症

病原体はCampylobacter jejuni Campylobacter coliになります。

症状は無症状です。ただし、成長が遅延したり産卵率が低下するので見て見ぬ振りはできませんね。

診断することは症状からの特定は厳しいので、予防としては野鳥との接触を控えたり、抗生物質の投与が良いとされています。

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