仔牛 (子牛)の下痢の原因と治療について

今回は子牛の下痢について解説していきたいと思います。まずは原因についてです。

仔牛の下痢の原因と治療について解説

仔牛の下痢症状の原因は一つだけの原因ではなく、複数の原因が合併して起きていることがほとんどです。

子牛が下痢の原因となる5選

仔牛が下痢を起こした時に考えられる原因をまとめてみました。

細菌性下痢

毒素原性大腸菌(ETEC)やサルモネラ属菌が考えられます。

ウイルス性下痢

ロタウイルス、コロナウイルス、カリシウイルスなどが原因のウイルスとして考えられます。

子牛のウイルス性下痢症| ロタウイルス について

原虫性下痢

寄生虫が原因の時ですね、コクシジウムやクリプトスポリジウムが考えられます。

線虫性下痢

消化管内に寄生する線虫

母乳性下痢

口にする食べ物が原因になります。母乳の成分が変化することで起こります。母親に原因がある場合です。

その他にも生まれつき虚弱な子牛が生まれてきてしまう場合(虚弱子牛症候群)なども考えられます。

子牛の下痢の発症時期

発症について、生後間もなくの原因は毒素原性大腸菌やウイルスであってもロタウイルスなどが多いです。ただし10日以降はコロナウイルスやクリプトスポリジウム、サルモネラが考えられます。

子牛の下痢の種類について

子牛の下痢は大きく分泌性下痢吸収不良性下痢に分けられます。

分泌性下痢は毒素原性大腸菌のエンテロトキシンという毒素によって腸管の粘膜の細胞が刺激を受けて、分泌過多になってしまい起こる下痢です。

吸収不良性下痢は腸の水分や電解質、栄養素の吸収を行う場所がウイルスや細菌によって破壊されてしまう下痢です。未消化の炭水化物がしそのまま結腸に入ってしまい、発酵が起きて下痢が悪化する傾向があります。

仔牛の下痢の様子

下痢の様子は軟便やクリーム、水のような形をしています。色は黄色が混ざっていたり、灰色の泥のような色、緑や赤など様々です。

臭いは酸っぱい臭いだったり、腐ったような香りがしたりします。

仔牛の下痢の症状は?

仔牛の下痢で大量に水分が出てしまったり、水分の吸収ができなくなることで脱水が起こります。

これが引き金となり皮膚が張ってしまったり、口が乾燥してきます。体温が低下することもありますし、食欲が落ちることもあります。ひどい場合は起立することが難しくなってきたり、倒れてしまうこともあります。

下痢の治療は?

原因を特定し対策することに限ります。細菌の場合は抗生物質、コクシジウムの場合はサルファ剤の投与、ウイルスやクリプトスポリジウムは排泄を待つこと、母乳が原因の場合は母牛を治療していきます。

対症療法としては下痢を抑える薬や炎症を抑える薬、輸液などを必要に応じて行なっていきます。

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