子牛の 水中毒 について | 脱水について解説

今回は仔牛の水中毒について解説していきます。結論から言うと水中毒は脱水によって制限がかかっている場合に、水が急激に体内に入ってくると赤血球が破壊されてしまい血色素尿が出てしまうという内容です。

ではそんな水中毒の原因や予防についても見ていきたいと思います。

仔牛の水中毒についてのまとめ

水中毒は仔牛の水分摂取が制限されていて脱水状態が起きている時に、大量の水を飲むと水が急激に吸収され、赤血球が壊れてしまいます。それにより血色素尿が生じてしまいます。

水中毒の原因は?

水中毒の原因は脱水状態が起こることです。

冬の時期の水道の凍結

夏の時期の給水が足りないこと

これらにより水の摂取が足りなくなり、その後に大量の水を飲むことで起こることが多いですね。水中毒の予防は上のような状態にしないことです。夏場は水分を多めにあげ、冬場は水道管の凍結には注意をしましょう。かなり当たり前のことですが、点検や注意しておくことは効果的ですね。

脱水状態はどのように見極める?

脱水は何らかの原因で水分を取り入れられないことと、水分が過剰に出てしまうことが考えられます。

脱水の種類は大きく3つで下痢や嘔吐などの電解質の喪失による低張性脱水、出血や症状の重い下痢による急激な水分の喪失による等張性脱水、汗や水分の摂取不足による高張性脱水に分けられます。上の水中毒が起こる時は高張性脱水が背景にある時が考えられます。

牛の脱水の評価について

ではどのような状態が牛の脱水と言えるのでしょうか、下に評価方法を記載します。パーセントは体重に対する%でどれくらいの体液(水)の量が減っているかになります。

脱水5%より低い状態:基本的な臨床症状はありません

脱水5%:皮膚の粘稠性が上がってきたり、3mm前後の眼球陥没が見られます

脱水7~10%:皮膚の弾力性がなくなったり、5mm前後の眼球陥没、衰弱状態を示します。

脱水10~12%:7mm前後の眼球陥没と昏睡、ショック状態が見られるため、重度という認識になります。

脱水12%以上:皮膚をつまんでも元に戻らず、瀕死の状態になってしまいます。

基本的な処置は輸液や水を飲ませることになります。上のような指標を用いて喪失量を出し、輸液の投与量を決めていきます。ただ、脱水の評価については牛の個体差もあり、経験的に「これくらいの輸液でよい」とする管理者も多いです。

詳しくはこちらの記事をご確認ください

仔牛(子牛)が 脱水 した時の輸液のまとめ

 

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