牛の 乳房炎 の分類(甚急性、急性、慢性、潜在性)を解説

牛の乳房炎には4種類に分類されることをご存知でしたでしょうか。甚急性、急性、慢性、洗剤になります。それぞれの全身症状と所見について解説していきます。

牛の乳房炎の分類と治療について

牛の甚急性の乳房炎

牛の甚急性の乳房炎の全身症状は脱水、下痢、起立ができなくなる、発熱、食欲の低下が見られます。

乳房の所見は腫れてしまい、硬結感が出てきます。熱感もしくは冷感で疼痛を伴います。場合によっては壊死や紫斑も確認できます。

乳汁の所見にはブツ、色調が変わり粘りが出てきます。臭いもきつくなり、乳量の減少も認められます。

検査は全ての乳房炎で変わりがなく体細胞数の増加、当たり前ですが細菌培養の陽性、理化学的な検査所見が陽性になります。

牛の急性の乳房炎

牛の急性の乳房炎の全身症状は甚急性の乳房炎と近いですが、症状としては軽度になります。

乳房の所見は腫れはもちろんのこと、硬結感もありますが、熱感と痛みが甚急性よりも重くはないですが認められます。

乳汁に関しては甚急性よりも軽度ですが、同様の所見が認められます。

基本的には甚急性よりも軽度の所見が認められることが急性の乳房炎の特徴です。

牛の慢性の乳房炎

牛の慢性の乳房炎では全身症状が認められません。ただし乳房の所見は急性の乳房炎と同様で腫れてしまっているが軽いものとなります。

乳汁はブツ、色調の変化、乳量の減少が認められます。臭いの変化は軽度もしくはありません。

牛の潜在性の乳房炎

牛の潜在性の乳房炎は全身症状、乳房の所見、乳汁の所見がありません。

しかし、検査結果は上の3つと同じで体細胞数の増加、当たり前ですが細菌培養の陽性、理化学的な検査所見が陽性となります。症状がないのですが細菌感染も起こっていることが特徴です。

まとめ

甚急性の乳房炎の特徴は症状が急性のものよりも重く、急性は乳房の腫れはあるが熱感と痛みがそこまで重くはありません。

慢性の乳房炎は全身症状が認められないが、乳房と乳汁には症状が認められます。乳汁はブツ、色調の変化、乳量の減少が認められ、全身症状(脱水、下痢、発熱)がない場合には慢性となります。

潜在性の乳房炎は全身症状も、乳房、乳汁の異常がありません。ただし、感染は起こっているという状態になります。

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