牛の心疾患である創傷性心外膜炎と細菌性心内膜炎

この記事では牛の心疾患、特に創傷性心外膜炎と細菌性心内膜炎について書きたいと思います。

牛の心疾患の概要|心外膜炎と心内膜炎

牛の心疾患①|創傷性心外膜炎の原因と症状

牛は心疾患で創傷性心外膜炎は鉄分の補給のため牛舎内の釘や鉄製の部品を摂取してしまうことが、しばしば起こりえます(最近では対策されている)。

しかし、飲み込むだけならば良いのですが、この釘や部品が心臓に刺さったり、傷つけてしまうことがあり、これによって起こる炎症を創傷性の心外膜炎と呼びます。

なので牛の創傷性の心外膜炎の原因は異物が直接心膜を損傷し、心膜の周囲に炎症が波及したこととなります。

牛の心疾患|創傷性心外膜炎の症状

牛の心疾患である創傷性心外膜炎の症状は循環障害による全身症状になります。心臓だけでないのです。

特徴的なものには心疾患の症状の牛の下顎・胸垂の冷性浮腫、頸静脈怒張があり、食欲低下、元気および外部への反応低下なども認められます。

牛の心疾患|創傷性心外膜炎の診断と予防

牛の心疾患の創傷性心外膜炎の診断は超音波検査により心嚢の拡張と滲出液の貯留をチェックすることが考えられます。

創傷性心外膜炎の予防にはマグネットを投与し、誤嚥した金属異物の捕捉を行うことが重要になってきます。

詳しくはこちらの記事から

牛の 外傷性心膜炎 (創傷性心膜炎)が起こる理由と症状

牛の心疾患②:細菌性心内膜炎の原因と症状

牛の心疾患である細菌性の心内膜炎は細菌が心内膜、特に弁膜表面、腱索、肉柱の周囲に付着して炎症性変化が起こる疾患になります。肺動脈弁や右房室弁に多く起こり、疣贅物を形成します。

細菌性心内膜炎の原因菌は関節炎、肺炎、肝膿瘍、子宮炎、乳房炎などの化膿性疾患の原因菌と同様であることが多いです。

牛の心疾患|細菌性心内膜炎の症状

牛の心疾患である細菌性心内膜炎の特徴は一般的な症状であることが多く、発熱、食欲不振、体重減少があります。

牛の心疾患|細菌性心内膜炎の診断

細菌性心内膜炎の確定的に診断する場合は超音波検査にて好発部位での疣贅物を形成を確認することが挙げられます。

身体検査では心拍数の増加、心音の強盛・雑音、頸動脈の怒張・拍動が起こり、血液検査では慢性炎症で認められる検査結果となります。

具体的には白血球数の増加、好中球の核の左方移動、血清蛋白濃度の増加などが認められます。心電図ではQRS群の電位の増高、心室期外収縮が認められます。

詳しくはこちらの記事から

牛の 細菌性心内膜炎 の症状/原因について解説

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