牛の 蹄 の病気|フレグモーネ、蹄葉炎、蹄底潰瘍について

この記事では牛の蹄に関わる病気を解説していきたいと思います。蹄の疾患と一言に言っても、起こりやすいもの場所は様々です。

牛の蹄の病気

牛の蹄の病気の種類をまずはざっくりとリストアップし、そこから簡単に解説していきますね。

牛の蹄の病気の種類

発生する場所とどのような病態かによって様々ですが、しばしば分類されるものは下記になります。

  • 蹄葉炎
  • 蹄底潰瘍
  • 趾間腐爛(趾間フレグモーネ)
  • 趾皮膚炎(趾間乳頭腫)
  • 白帯病
  • 趾間過形成
  • 蹄球びらん
  • 裂蹄

牛の蹄葉炎|濃厚飼料多給やストレスが原因

以前にランチーズでも書きましたが詳しくはそちらをご確認ください。

蹄葉炎は濃厚飼料多給、ストレスが原因となり真皮層と葉状層の間の血行障害(無菌性炎症)が発生、蹄壁内部の限局性虚血と蹄周辺部の充血、浮腫を引き起こします。これにより疼痛をもたらします。

蹄葉炎から蹄底潰瘍に移行する場合もあります。

場所は蹄尖部に発生することが多いですね。

牛の 蹄葉炎 の病態とは?考えられる症状を解説

牛の蹄底潰瘍|ルーメンアシドーシスが原因

蹄底潰瘍は高泌乳牛のルーメンアシドーシスが原因となり発生することが多いです。蹄底の出血や蹄葉炎に続発します。

蹄葉炎とは場所が異なり、後肢蹄の外側、後肢蹄の内側に好発します。肉芽組織が露出する場合も多く、治療は削蹄を行うこと、潰瘍化していない方の蹄にブロックを設置することが考えられます。

牛の蹄間腐爛 (趾間フレグモーネ)|壊死性感染症

趾間皮膚の外傷からの感染による皮下織での壊死性感染症です。

感染する細菌はFusobacterium necrophorumや腐敗菌が考えられます

症状としては趾間の腫脹があり、細菌感染による発熱、強い疼痛による跛行が認められます。

牛の趾皮膚炎(趾間乳頭腫)|トレポネーマが原因菌

蹄冠縁にできる炎症です。ただし原因菌がフレグモーネとは異なり、トレポネーマになります。

病変部はびらんが生じてイチゴのような形態を示し、イボのように見えることもあります。

後肢にできることが多く、他の蹄の疾患と同様に跛行、疼痛があります。免疫が関係しているとされ若齢で起こりやすい傾向があります。

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