牛のアミロイドーシスについて徹底解説

牛の アミロイドーシス について記述した記事になります。全身の細胞外組織にアミロイドが沈着することで、機能障害が起こる疾患です。

牛のアミロイドーシスについて

牛の全身の細胞外組織にアミロイド(牛の場合は血清アミロイドA)を前駆物質とするアミロイドA鎖が沈着します。

牛のアミロイドーシスの原因

牛の組織にアミロイドが沈着する原因としては肺炎や乳房炎が背景にあり、慢性化膿性疾患に続発すると言われています。

アミロイドーシスの症状には水溶性下痢や冷性浮腫がありますが、これらはアミロイドが消化管や腎臓の細胞外組織に沈着することで機能障害が生じた結果となります。

例えば糸球体への沈着の場合は基底膜の構造変化を起こし、アルブミンが尿中へ喪失、血漿浸透圧の低下を引き起こします。

牛のアミロイドーシスの症状

糸球体への沈着による蛋白尿、下顎や下腹、四肢の冷性の浮腫、水溶性の下痢、体重減少が認められ死亡することもあります。

牛のアミロイドーシスの診断

牛のアミロイドーシスの診断は血液検査と腎臓のバイオプシーが考えられます。

血液検査では血中タンパク質、アルブミンの低下、αとβグロブリンの増加、γグロブリンの減少、トリグリセリドの上昇が考えられます。

腎臓の病理学的な検査ではコンゴ・レッド染色で橙赤色の構造物が見られ、偏光顕微鏡ではエメラルドグリーンを呈します。

基本的には慢性化膿性疾患を早期に対策していくことが大事なのでそちらの予防、治療を推奨します。

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