牛白血病の分類と症状|地方病型(成牛型)と散発型の対策

この記事では牛の白血病の分類とそれぞれについての症状や発症年齢、症状について説明していきたいと思います。

牛白血病の分類と症状|地方病・成牛型と散発型・子牛型/胸腺型/皮膚型

牛白血病は大きく地方病型の成牛型、散発型の子牛型、胸腺型、皮膚型に分類されます。それぞれで症状や発症年齢が異なるためこの記事ではその分類をざっくりとまとめようと思います。

牛白血病|地方病・成牛型について

原因と発症する年齢、症状に分けて書いていきます。

原因は?

現状、地方病、成牛型の原因はウイルスが考えられています。レトロウイルス科牛白血病ウイルスになります。感染陽性であっても無症状であることも多いです。

発症する年齢は?

牛白血病の地方病型・成牛型の発症する年齢は2~3才以上での発症が多いです。

どのような症状がある?

症状としては体表リンパ節腫大がメインの症状になります。

心臓・脾臓・肝臓などにリンパ腫が認められます。リンパ腫はB細胞由来での程度により様々な症状を引き起こします。排便減少、水様性の下痢(腸間膜リンパ節)、眼球の突出(眼窩リンパ節)、起立不能が認められることもあります。

牛白血病の考えられる対策は?

成牛型は主に水平感染になります。吸血昆虫(アブなど)による機会的伝播、人為的な伝播もあるためこの経路を出来るだけ断つことが好ましいです。

予防としては抗原や抗体陽性牛の摘発、淘汰になります。

牛白血病|散発型について

成牛型と同様に原因と発症年齢、症状を分けて書いていきたいと思います。

原因は?

牛白血病の散発型の原因はわかっていません。牛白血病ウイルスは陰性です。

発症する年齢は?腫瘍細胞は?

牛白血病の散発型の発症する年齢と腫瘍細胞の由来は子牛型、胸腺型、皮膚型で異なります。

子牛型での発症年齢

牛白血病の子牛型の1~6ヶ月齢の子牛で発症することが多く、腫瘍細胞はT細胞およびB細胞の由来です。

胸腺型での発症年齢

牛白血病の胸腺型の4ヶ月齢~2歳の若牛で発症することが多く、腫瘍細胞はT細胞のみの由来です。

皮膚型での発症年齢

牛白血病の皮膚型の1~5歳齢で発症することが多く、腫瘍細胞は胸腺型と同じくT細胞のみの由来となっています。

どのような症状がある?

牛白血病の散発型ではこの症状も子牛型、胸腺型、皮膚型で異なります。

子牛型での症状と予後

子牛型の主な症状は呼吸困難でこれは体表リンパ節の腫大によるものになります。その他には元気消失、発育不良、貧血、下痢など一般的なものが多くあります。予後は悪く、2~8週間以内に死亡してしまう病気です。

胸腺型での症状と予後

胸腺型の主な症状は胸腺腫大による症状がメインになります。例えば第一胃鼓張、嚥下困難、呼吸困難、頸静脈の怒張などが認められます。予後は子牛型同様に悪く、2~3ヶ月で死亡してしまいます。

胸腺型での症状と予後

胸腺型は子牛型と胸腺型とは少し異なります。症状は皮膚の腫瘤、体表・内腸骨リンパ節の腫大程度で、予後は良好です。

考えられる対策は?

散発型の対策は現状ありません。

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