牛の 下痢 の原因で考えられること|成牛と子牛での違いは?

この記事では牛の 下痢 の原因で考えられることを成牛と子牛にわけて考えていきたいと思います。

牛の 下痢 の原因について成牛と子牛で比較

成牛と子牛での消化器症状でよく認められるのが下痢です。この下痢の要因はなんなのか?それに伴う症状も加えて解説していきたいと思います。

成牛で考えられる下痢の原因は?

成牛で考えられる下痢の原因には伝染性(感染によるもの)と飼料性が大きく考えられます。成牛の下痢では同時に食欲低下や廃絶、元気消失、乳量低下、脱水、低カリウム血症などが認められます。

伝染性の下痢は?

牛で起こるウイルス性疾患ではコロナウイルス、ロタウイルス、牛ウイルス性下痢粘膜症が考えられ、細菌性ではサルモネラやヨーネ病、寄生虫では寄生性胃腸炎などが考えられます。

成牛の 伝染性 下痢の原因リスト

飼料性の下痢は?

牛で起こる飼料性の下痢は飼料の変敗、マイコトキシン(飼料のカビの二次代謝産物の総称)などが考えられます。

子牛で考えられる下痢の原因は?

子牛で考えられる下痢の原因には感染性と非感染性が考えられます。

子牛の感染性の下痢の原因は?

子牛の感染性の下痢では細菌だと大腸菌やサルモネラがあります。大腸菌は生後2週齢以下で感染し、生後5日以下では死亡することが多いです。サルモネラは6ヶ月齢以下で感染、30日齢以下は死亡率が高くなります。下痢に腐敗臭があります。

ウイルス性の下痢ではロタウイルスやコロナウイルス、カリシウイルス、トロウイルスがあります。ロタウイルスが一番早く生後4~14日齢、コロナウイルスは冬季に好発し30日齢以下で認められます。

原虫性の下痢症ではコクシジウム、クリプトスポリジウムが考えられており、コクシジウムは3~18ヶ月齢と子牛の中でも発症年齢が高く慢性化すると発育不良を起こします。クリプトスポリジウムは人獣共通感染症で人にも感染、発症は数齢以下で多発する傾向があります。

そのほかにも線虫性下痢症で乳頭糞線虫などもあります。持続性の下痢(2~3週間)が続き、脱水で死亡することもあります。

仔牛 (子牛)の下痢の原因と治療について

子牛の非感染性の下痢の原因は?

子牛の非感染性の下痢では食餌性によるものがあり母乳性下痢症とも呼ばれます。他には発症要因が詳しくわかっていない虚弱性子牛症候群なども考えられます。

牛の 虚弱子牛症候群 |出生後から虚弱が見られる病気

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