牛の 直腸検査 を行う理由とは?検査でわかることについて

この記事では牛の直腸検査を行う意義や検査を行ってわかる項目を臓器ごとに解説していきたいと思います。

牛の直腸検査を行う理由とは?検査でわかること

牛の直腸検査は生殖器、消化器、泌尿器、血管、腹膜および骨盤腔内の構造を理解するために行います。また、2~3産を行っている経産豚でも生殖器や下部の消化器のチェックに行うこともあります。

また、糞便のチェックや虫卵、細菌検査の材料を採集するために実施することも考えられます。

直腸検査でわかること|消化器

牛の直腸検査において消化器でわかることは直腸の麻痺や拡大、腸管の液体またはガスによる拡大になります。予想できる消化器疾患には第一胃の拡張、第四胃変位に伴う第一胃や第四胃の拡張が考えられます。

馬で考えられる原因には盲腸内容の硬い塊、結腸内容の貯留、軸捻転、重積または嵌頓によ る腸の通過障害が考えられます。

直腸検査でわかること|泌尿器

牛の直腸検査において泌尿器でわかることには腎臓の位置のチェックがあります。牛では左腎の正中に触れることができ、馬では左腎の後端に触れることができます。

直腸検査でわかること|リンパ節

牛の直腸検査においてリンパ節でわかることには牛白血病の確認があります。牛白血病だと骨盤腔内のリンパ節腫大が認められるため、これがあるかを直腸検査を行います。脂肪壊死症では脂肪塊との鑑別が必要になります。

直腸検査でわかること|生殖器

牛の直腸検査において生殖器でわかることにはもちろん妊娠があげられます。牛、馬、豚におる卵巣、 卵管および子宮の状態や病変の有無があります。

牛の妊娠を直腸検査で確認するまでの日数について

直腸検査で妊娠を確認する時には日齢によって所見が異なります。妊角の膨大は35日ごろから認められ始め、妊娠40日前後では不妊角側での胎膜スリップがあります。子宮蓄膿症や子宮粘液との鑑別が大事になっています。妊娠65日からは胎子を確認できます。

直腸検査でわかるほどの子宮動脈の肥大や震動は妊娠3ヵ月から認められます。

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