牛の 心筋炎 について|発生する原因や対策について

牛で起こる心筋炎は種々の感染性疾患に併発して生じた変性壊死性障害を伴った心筋の炎症性変化のことです。基本的な心筋炎の症状は心筋における炎症の部位、程度、範囲によって多様ですが感染症や敗血症などの原疾患に起因するものが優勢てだと考えられています。

牛の心筋炎の解説|発生する原因や治療について

牛で起こる心筋炎は細菌性の慢性感染症、敗血症を呈すものが多くなっています。乳房炎や子宮炎、肺炎などの感染症が乳牛では認められ、幼獣では敗血症、臍静脈炎などが心筋炎の原因になり得ます。

感染症以外の心筋炎の原因としては心内膜炎や直接的な外傷により心筋炎が発症することもあります。そのほかには寄生虫やウイルス性疾患があります。

牛の心筋炎の症状とは?

牛で起こる心筋炎の症状は感染性に併発して発症するものが多いため、原疾患による症状がすでにあることが多いです。心筋炎自体の症状には発熱、頻脈などがありますが特徴的なものには頚動脈の怒張や冷性浮腫が認められこれらはうっ血性心不全の特徴となります。

心筋炎の症状が原疾患に拍車をかけ死亡を導くこともありますので注意が必要です。こちらのまとめ記事も合わせてお読みください。

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牛の心筋炎の検査にはどのようなことがある?

牛の心筋炎に対して行う検査としては血液検査や心電図検査、超音波検査は有効だと考えられています。また聴診によって心拍の結滞や房室弁の逆流に起因する雑音の聴取も効果的です。

慢性の感染症や敗血症を呈している場合には、臨床症状が重篤化する過程で不整脈や心機能の異常などがある場合に心筋炎を疑います。

心不全症状が明確な場合にはその心不全が外傷性心膜炎なのか心臓腫瘍なのか、うっ血性心不全なのかを鑑別します。若齢の牛では白筋症や高カリウム血症、低血糖などと類症鑑別を行います。

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心筋炎の治療で行うことは?

ウシの心筋炎の治療には原疾患の治療が最優先です。原疾患の感染や敗血症を直ちに解除することで心筋炎の回復することがあるが、化膿巣を形成してしまっている場合には予後が悪くなります。

牛の心筋炎の予防は原疾患となり得る感染症および敗血症の予防が最優先となります。しかし感染もしくは敗血症がすでに成立 している場合にはその治療を迅速に行うことが大事になってきます。

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