牛の クルップ性肺炎 とは?どんな病気?症状や治療

牛のクルップ性肺炎は肺胞と細い気管支に線維素性の滲出物が沈着する肺炎のことで、肺の大部分を障害することから線維素性肺炎、大葉性肺炎とも呼ばれます。多くはマイコプラズマの感染を伴うことが多いですね。症状は発熱や鼻汁、呼吸の変化が認められます。

牛のクルップ性肺炎とは?症状や治療について

原因

牛のクルップ性肺炎が起こる原因としてはマイコプラズマ、パスツレラの感染が考えられます。ただしこれらの最近が単独で感染していることは少なく、2種類以上の細菌やマイコプラズマの混合感染が認められます。

発症の誘因

発症する誘因にはストレスの増加するような不潔な飼育舎、疲労、長期の輸送、不適切な飼育温度、密飼いなどが考えられています。

症状

症状は病変の経過によって異なります。主な症状には発熱、鼻汁、呼吸の変化、呼吸困難などがあげられ、数日間の長く続く発熱の後に平熱に戻るという特徴的な熱型を示します。

診断

聴診と打診、呼吸器症状や熱型、臨床病理学的な所見から総合的に判断します。

聴診

聴診では肺胞内に血液が流入している充血期で湿性ラッセル音、捻発音。その後、肺胞内の滲出物が凝固する肝変期で気管支呼吸音。白血球に滲出物が溶解される溶解期を迎え、再び湿性ラッセル音、強い肺胞音が聴取できます。聴診では心拍数の増加と不整脈も認められます。

咳は充血期と肝変期では軽度ですが、溶解期になると顕著に認められるようになります。

打診

打診では充血期で正常から少しの濁音、肝変期では濁音、溶解期では半濁音から鼓音を示します。

臨床病理学的な所見

血液検査所見では好中球の増加、血液の濃縮、ガンマグロブリンの増加、フィブリノーゲンの増加、低酸素血症、呼吸性アシドーシスが認められます。尿量の低下やタンパク尿も見られます場合があります。

治療

牛のクルップ性肺炎の治療はストレスの要因となっていることの除去が重要になってきます。

獣医師による治療には抗生物質、輸液、去痰剤、鎮咳薬、抗炎症薬、利尿薬、強心剤などがあり、その症状と時期によって使用していきます。

肺炎についてはこちらの記事でもまとめていますので合わせて読んでみてください。

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