アフラトキシン 中毒の症状・治療・予防

牛や大動物で認められる アフラトキシン 中毒はアスペルギルスというカビ(真菌)が賛成するマイコトキシン・カビ毒が原因となって重度の肝障害をもたらす病気です。症状は急性で下痢と肝臓の機能障害、慢性で消化器障害、急性の乳房炎、呼吸器病などになります。

牛のアフラトキシン 中毒の症状・治療・予防

アフラトキシン中毒の症状

牛でアフラトキシン中毒が起こった場合には急性で突発的な下痢と肝臓の機能障害が起こります。慢性では消化器障害、急性の乳房炎、呼吸器病が認められ、繁殖に用いる牛では免疫能や繁殖性の低下、低体重・虚弱牛の出生が見られることもあります。

肝臓の機能障害による黄疸、下痢、BUNの増加、マイコトキシン(カビ毒)の摂取の有無を考え、診断します。

肝臓病変が認められる肝線維症もあわせてお読みください。

牛の 肝線維症 の症状・診断・治療

血液検査所見

血液検査では血清GGT活性値が高くなります。低カルシウム血症、低ナトリウム血症、低クロール血症の電解質異常や代謝性アルカローシスが特徴となります。

アフラトキシン中毒の治療

肝炎が起こっていることが多いため、この治療を行うのと同時に電解質の補正、代謝性アルカローシスへの輸液も行います。

腸炎が起こっている場合にはカルシウム、整腸剤、生菌製剤などを経口投与します。10症例では第一胃液の移植を行います。

アフラトキシン中毒の予防

マイコトキシンへの対策

マイコトキシンを防ぐためにはサイレージの貯蔵を適切に行うことが挙げられます。ただし、現在の畜産現場においてはマイコトキシンを完全に防ぐことには限界があるため、様々なマイコトキシン吸着剤の飼料添加を考えます。

日本における飼料安全法によってカビ毒は許容基準が設けられています。

アフラトキシンB1:0.02ppm

DON:4.0ppm(子牛で1.0ppm)

ゼアラレノン:1.0ppm

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