牛の 糸球体腎炎 の症状・原因・治療

糸球体腎炎 は腎臓の間質や尿細管に起こる病気で間質性腎炎や尿細管疾患を包括して糸球体腎炎と考えられています。犬で発生が多いですが、牛や豚でも認められます。症状は急性型で乏尿や尿道閉塞、発熱など、慢性型で多飲多尿などが認められます。

牛の 糸球体腎炎 の症状・診断・治療

糸球体腎炎の原因

牛で起こる糸球体腎炎は急性、慢性で原因が異なります。急性型ではレプトスピラ、薬剤(抗菌薬、サルファ剤)、急性の腎盂腎炎からの続発などが考えられます。

慢性型では免疫異常、糖尿病性、慢性の腎盂腎炎、一部のアレルギー症状、感染症、中毒(銅、水銀、カドミウム)、腫瘍など多岐に渡ります。

糸球体腎炎の症状

急性型の症状

急性型の糸球体腎炎は突然の食欲の低下、発熱、乏尿もしくは尿道閉塞が起こるため、腎臓の付近の圧痛、脱水症状が顕著に認められます。

尿中にはタンパクが多く、場合によっては急性腎不全を呈すことがあります。

慢性型の症状

慢性型の糸球体腎炎の症状は高齢の牛で多く、多飲多尿、食欲不振、脱水などが軽度に認められます。尿細管の機能が落ちてしまい、尿を濃縮しにくくなります。BUNやクレアチニンが上昇します。

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糸球体腎炎の治療

牛の糸球体腎炎を治療するにあたって、まずは泌尿器症状、尿沈渣、腎機能検査における尿細管機能の低下などによって糸球体腎炎であることを考えます。

治療は原則として糸球体腎炎の背景にある病気の治療を考えます。原因が薬剤である場合には薬剤の使用をやめます。また、尿毒症にならないようにすることや水や電解質を補正することも考えます。

血清ナトリウム、カリウム、クロール、塩素、BUN、pHを考慮して、輸液や重炭酸ナトリウムなどでアルカリの補給を行います。

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