牛の 第四胃潰瘍 の原因・症状・治療

牛の 第四胃潰瘍 は粗飼料の不足、濃厚飼料が多給されている時に起こる病気で第一胃に過剰に酸が産生されてしまい、第四胃の運動性の低下が生じ、胃酸の分泌が促進されることに起因します。症状は腹膜炎を併発して慢性的なものが多く貧血・血便など。治療は原因の除去、飼料組成の改善を行います。

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牛の 第四胃潰瘍 の原因・症状・治療

第四胃潰瘍の原因

第四胃潰瘍は牛へ給与している飼料が原因となります。粗飼料が少なく、濃厚飼料が多給されている牛に多発します。上記のような組成の場合には第一胃に過剰に酸(乳酸・揮発性脂肪酸(VFA))が蓄積します。

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これにより第四胃の運動性の低下が起こり、ヒスタミンが産生され胃酸の分泌が促進されます。

第四胃潰瘍の症状

第四胃潰瘍の症状は潰瘍により胃に穿孔があったとしても、大網によって保護されることで軽度の腹膜炎を伴う慢性的な症状を示すことが多いです。貧血・血便が徐々に認められるようになります。

肝膿瘍・腹腔内腫瘍を併発する例も多いです。

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鑑別すべき病気には外傷性第二胃腹膜炎、コクシジウム症、サルモネラ症、胃の腫瘍、リンパ肉腫、白血病、後大静脈血栓症などがあります。

第四胃潰瘍の治療

牛の第四胃潰瘍の治療は原因となっている飼料給与を改善することが考えられます。症状に対する治療としては収斂剤、制酸剤・粘膜保護剤は胃酸の分泌を抑えたり、胃の粘膜を保護することで症状を進行させないように使用します。

出血性潰瘍には血管強化薬、止血剤、輸血を使用します。胃の穿孔、腹膜炎がある場合には抗生物質、腹腔の洗浄を行います。

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