牛RSウイルス感染症 の原因・症状・治療

牛RSウイルス感染症 は稽留熱(けいりゅうねつ)が特徴の呼吸器病です。パラインフルエンザなどと同様にシンシチウムや細胞質内封入体を形成します。一般的に予後は良好ですが、肺気腫などを起こした場合、死亡することもあります。治療は対症療法で予防は生ワクチンになります。

牛RSウイルス感染症 の原因・症状・治療

牛RSウイルス感染症の原因

牛RSウイルス感染症はパラミクソウイルス科の牛RSウイルスで一本鎖マイナスのRNAウイルスになります。エンベロープは持ちます。

冬季に発症が多く、季節的に重症化しやすい傾向があります。1~5ヶ月の子牛での症状が重篤になりやすいです。感染経路は鼻汁や咳などによる飛沫感染、接触伝播などになります。

症状

牛RSウイルス感染症の症状は39.5~41.5度の幅における発熱が5日ほど継続する稽留熱(けいりゅうねつ)、流涙、発咳、鼻汁、呼吸困難などで、一般的には回復に向かい予後良好です。ただし、重症例では皮下気腫、肺気腫などが認められ、この場合には予後不良になります。気管・気管支の充血や粘液貯留が認められることもあります。

組織学的な所見としては気管支・肺胞にシンシチウム(多核巨細胞・合胞体)と好酸性細胞質内封入体を形成します。

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稽留熱とは?

稽留熱(けいりゅうねつ)は1日の体温の高低の差が1度ほどの高熱が長く続く熱型(高熱がダラダラと続く熱型)とされています。結核性髄膜炎・肺炎などでもみられる症状です。

治療・予防

牛RSウイルス感染症と診断するにはRT-PCR、中和試験、ELISAなどがあります。基本的には治療を行う病気ではなく適切に予防をする病気ですので、牛伝染性鼻気管炎やパラインフルエンザと同様に生ワクチン摂取が望まれます。

治療は細菌感染の呼吸器症状の悪化を防ぐための対症療法がメインになります。

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