第一胃食滞 の原因・症状・治療や予後

第一胃食滞 は混合飼料の普及に伴い、発症は減少傾向ですが、第四胃変位などと同様に多い消化器疾患になります。病態は第一胃内に過剰に食渣が充満・滞留、これにより第一胃が拡張し運動性も低下が起こることや飼料の急変に伴う消化機能不全なども関連がある場合があります。

第一胃食滞 の原因・症状・治療や予後

第一胃食滞の原因

第一胃食滞の原因は飼料の盗み食い、過食によって第一胃が拡張し、運動性が低下することが考えられています。

そのほかにも牛に給与している飼料が変更されることにより第一胃内ミクロフローラの消化機能低下、腐敗した飼料の給与により第一胃の内容物が異常発酵することなども考えられています。

第一胃食滞の症状

牛の第一胃食滞の症状は食欲の低下・廃絶、腹部の膨満、背弯姿勢、起立を嫌がる様子、脱水などが認められます。

鑑別すべき疾患には創傷性第二胃・横隔膜炎があります。

牛の 創傷性第二胃腹膜炎 の症状・診断・治療

第一胃食滞の治療

牛の第一胃食滞の治療や予後についてですが、第一胃運動を促進する薬(メトクロプラミド、ベタネコール、ネオスチグミン、カルシウム剤)の使用が1つにあります。

ほかには、健康な牛の第一胃液や消化酵素、酵母菌・乳酸菌などによって第一胃の消化機能促進を行います。

第一胃内容物の除去も効果的な場合があります。

牛の第一胃食滞を予防するためには飼料の量や種類は一定に保つことが大事です。変更は大幅ではなく徐々に行うと良いです。

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