ビタミンD過剰症 の症状・診断・治療・病理

牛における ビタミンD過剰症 は骨代謝が抑制されている時期に予防量を投与しても中毒症状はなく、子牛、妊娠中期、泌乳最盛期に注意する疾患です。ある種の植物にもD3配合体が含まれているため植物にも注意して欲しいです。症状は歩様の強張り、体重減少、沈鬱などで診断はCa(カルシウム)、P(リン)の濃度の上昇、Mg(マグネシウム)の濃度の減少を確認します。治療は原因の除去、脱水の改善になります。

ビタミンD過剰症 の症状・診断・治療・病理

ビタミンDとは?

ビタミンDは小腸からCa(カルシウム)の吸収促進、腎臓の尿細管からのCa(カルシウム)の再吸収、上皮小体ホルモン(パラソルモン・PTH)との連携による骨からのCa(カルシウム)の再吸収により血中のCa濃度を維持するビタミンです。

これにより骨の形成の促進、免疫細胞(マクロファージ・リンパ球)の活性にも関与します。

哺乳類ではビタミンD3が重要で、ビタミンD2も一部使用していると考えられています。

牛のビタミンD過剰症の症状

牛のビタミンD過剰症の症状は前肢の関節を完全に伸長できないことによる歩様の強張り、体重減少、沈鬱、徐脈などが考えられます。

牛のビタミンD過剰症の診断

牛のビタミンD過剰症の診断はカルシウム、リン濃度の上昇、マグネシウムの減少の確認を行うことが一つです。もちろん臨床症状もチェックします。

牛のビタミンD過剰症の治療

牛のビタミンD過剰症の治療は原因となっている物質の除去、飼料からCa(カルシウム)を除く、脱水の改善が考えられます。

牛のビタミンD過剰症の病理

牛のビタミンD過剰症の病理は軟部組織(心臓、大動脈、腎臓、肺など)の石灰沈着と変性が起こります。

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