ダウナー牛症候群 の症状・原因・診断・治療

ダウナー牛症候群 は低Ca血症以外の原因で生じる分娩前後の起立不能症の総称です。分娩後2~3日の高泌乳牛に多く認められ、乳熱からの続発で2~6割の牛が死亡するといわれています。原因は乳熱からの続発、症状は起立不能、食欲の低下、ナックリング、四肢の伸長など。治療は25%ボログルコン酸Caの静脈内投与など。

ダウナー牛症候群 の症状・原因・診断・治療

ダウナー牛症候群の原因

ダウナー牛症候群の発生機序としては乳熱を原因とした伏臥、起立時の打撲、分娩時の損傷、肝障害や循環器障害などの原因不明の起立困難があり、この圧迫によって筋肉や神経に虚血性麻痺が起こります。

その後、筋断裂や靭帯が損傷し永久歴な起立困難に陥ることもあります。高産歴の高泌乳牛に心筋病変が見つかる場合もあります。

ダウナー牛症候群の症状

ダウナー牛症候群の症状は起立不能、食欲不振、ナックリング、四肢の伸長、横臥、心拍数・呼吸数の増加が認められることがあります。

泡沫性流涎を呈することもあります。

診断は身体検査、症状、CKやASTの上昇、タンパク尿、尿潜血などが考えられます。起立不能の点でBSEとの鑑別も重要です。

ダウナー牛症候群の治療

ダウナー牛症候群の治療は診断的治療として25%ボログルコン酸Caの静脈内投与、これによって起立不能が改善しない場合には1日3~4回の寝返りを実施し、圧迫による壊死を予防するとともに輸液も同時に行います。

ダウナー牛症候群の予防は乳熱を予防することが効果的です。

乳熱 とは?|症状や治療、予防について解説

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