肥満牛症候群 の発生機序・症状・診断・治療

肥満牛症候群 の発生機序・症状・診断・治療

肥満を主体とした病態の包括的病名で肥満状態で分娩を迎えた場合、十分な採食ができないことで大量の体脂肪を動員するため脂肪肝になりやすく、また分娩時に脂肪肝を呈した牛は子宮炎、乳房炎、低Ca血症、ケトーシス第四胃変位などになりやすいです。

肥満牛症候群の発生機序

牛の肥満が起こる要因の1つに要求栄養素量の変動と摂食量の不一致があげられます。特に乳牛の泌乳サイクルにおける最大と最小要求量の差は5倍ほどになるため、より顕著に認められます。

肥満の牛ではインスリン分泌が亢進していることが多く、感受性は低下していることが多いです。

肥満牛症候群の症状

もちろん肥満が特徴的です。そのほかには分娩後の食欲の低下、元気消失、消化管運動の減退などですが、特別な症状はありません。

肥満牛症候群の診断

臨床病理学の観点からはFFAの上昇、TchoやTGの低下が考えられます。そのほかに問診やBCSと言った一般的な検査があります。

肥満牛症候群の治療

牛の肥満の治療は難しいですが、それに伴う症状を完全するためにグルコース液の投与、副腎皮質ホルモンの投与、肝機能改善剤の投与などが考えられます。

予防は分娩数日前からプロピレングリコールやグリセリンの投与、BCSの適正化などが考えられます。

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