鶏伝染性喉頭気管炎 (ILT)の症状・診断・予防

鶏伝染性喉頭気管炎 (ILT)の概要・症状・診断・予防

鶏伝染性喉頭気管炎は咳、異常呼吸音、開口呼吸がみられ、重症では血が混じった痰の排泄がみられます。対象動物は鶏、キジ、孔雀の届出伝染病になります。

鶏伝染性喉頭気管炎の原因ウイルス

ヘルペスウイルス科、α-ヘルペスウイルス亜科、イルトウイルス属、鶏伝染性喉頭気管炎ウイルス(ILTV)になります。

鶏伝染性喉頭気管炎の疫学

伝播速度は比較的遅いですが、一度発生すると常在化しやすい傾向があります。感染経路は水平伝播(接触・飛沫)、これにより潜伏感染が起こります。

鶏伝染性喉頭気管炎の症状

急性型・亜急性型・慢性型があります。

急性型

感染後、2,3日で発症。動作の緩慢化、食欲の低下、泡沫状の涙、くしゃみなどが認められます。感染4~5日後で奇声、重度の呼吸器症状、血痰、滲出物による気管の閉塞などにより突然死が起こることがあります。

死亡率は50~70%ほどになります。

亜急性型

急性型の軽い症状になります。7~10日の潜伏期を経て呼吸器症状、下痢が認められます。

死亡率は10~30%ほどになります。

慢性型

呼吸音、開口呼吸、動作が鈍くなることがあり、刺激で強い症状が現れることもあります。混合感染で重篤化します。

死亡率は4~5%ほどになります。

鶏伝染性喉頭気管炎の診断

臨床症状、解剖組織学的所見、ウイルス分離・同定、血清検査、同定には中和試験・PCRなどがあります。

血清学的診断には蛍光抗体法、寒天ゲル内沈降反応などがあります。

鶏伝染性喉頭気管炎の治療・予防

予防には感染鶏、汚染物移動制限等の衛生管理の徹底、弱毒性生ワクチン接種が重要です。ニューカッスル病生ワクチンに干渉を受けるので一週間以上間隔をあけることも大事です。

届出伝染病で、治療法はありません。

鶏伝染性気管支炎 の症状・原因ウイルス・診断

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